ダンまち3期に登場する異端児(ゼノス)ウィーネについてのネタバレです。ウィーネの名前の由来やウィーネの死やその後について一通り書いているのでネタバレが嫌な方は見ないようにして下さい。
本編と外伝を読んでる人は分かると思いますが異端児たちはこの先もかなり物語に絡んできそうな位置にいます。
とくにウィーネの名前の由来からして隻眼の竜のときにも登場するでしょ!?って個人的には思ってます。
以下原作ダンまち9巻~のネタバレあり
【ダンまち】春姫が死ぬ?今後の展開ウチデノコヅチ以上に危険な魔法とレベルについて 【ダンまち】フェルズの正体!性別は女?人を辞めた愚者の成れの果て 【ダンまち】ベルの正体は?アルゴノゥトとゼウスとの関係と共通点 【ダンまち】ゼノス編ネタバレ!ウィーネの死?愚かな英雄「ベル・クラネルへの願い」 【ダンまち】続ゼノス編ネタバレ!アステリオスの願いと失墜した英雄の行方 【ダンまち】アステリオスの強さとその正体は?オッタルと同等の力を持った最強のゼノス
まとめ
【ダンまち】ウィーネの名前の由来
引用:「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」より
ヘスティアファミリアに保護されたウィーネにはまず最初に名前が与えられました。名付け親にはウィーネを最初に保護したベルが指名されます。
長いこと考えるベルはウィリュジューネはどうかと提案しますが、ヘスティア達は大層な名前に首をかしげます。
しかし春姫だけはその名前に反応しました。
「あの、ベル様・・・その名前はまさか、英雄譚に登場する精霊様の・・・?」
引用:「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか9巻」より
ベルと春姫は物語が好きで特に英雄譚にはお互い思い入れが強いです。ウィリュジューネも春姫が言うように光の翼を持つ精霊が登場する「異類婚姻譚」と「ヴィーヴル」をもじったものでした。
ウィリュジューネという名前自体の評判は良いですが、長くて気取っているということでヘスティアが間を取って「ウィーネ」と名付けます。
ウィーネ、ベル、春姫の3人以外は異端児(ゼノス)について情報収集を始めます。その間3人はホームで留守番をするので自然と仲も良くなり特に春姫とウィーネの関係は母と娘、姉と妹のような関係を築きます。
他の団員達も最初はウィーネを警戒してましたが、徐々にわだかまりも解け家族のように共に過ごします。
後にウィーネとヘスティアファミリアの関係はロキファミリアの団員はもちろん団長のフィンにも大きな影響を与えるようになります。(←この辺は長くなるので近いうちに更新しときます)
【ダンまち】ヴィーヴルとしてのウィーネ
(画像はイメージ)引用:「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」より
ウィーネのモンスターとしての名前はヴィーヴルで種族は竜種です。ダンまちでのドラゴンはモンスターの中でも最上位の存在でユニコーンと並ぶレアモンスターです。特にヴィーヴルを倒して発生するドロップアイテムは鱗だろうが爪だろうが破格の額で取引されています。
その中でもヴィーヴルの額にある紅石「ヴィーヴィルの涙」は巨万の富を約束された「幸福の石」とも呼ばれています。
しかし、その石を抜かれたヴィーヴルは凶暴化し手をつけられなくなります。今までも多くの冒険者たちが石を狙いましたが、そのほとんどが命を失いました。
ヴィーヴルの強さはモンスターの中でも最強クラスの竜種なので凶暴化しなくても戦闘力は並じゃありません。
当然、ウィーネもこれに当てはまりますが現状分かっているのは、耳と鼻が利くということだけで本編と外伝を通して見る限り戦闘としての強さはまだ描かれていないので不明です。
ウィーネの異端児(ゼノス)としての特徴
ウィーネに限らず異端児(ゼノス)達は前世の記憶や夢を持って「母となるダンジョン」から産まれてきます。例外もいますが、その多くは外の世界や人間への強い憧れを抱いてます。
大空を飛び回りたい者、夕日を浴び自由に歩きたい者、人のように喋り関係を築きたい者と様々です。
異端児グループのリーダー格リザードマンのリドは、ウィーネの場合は他の異端児(ゼノス)に比べると喋るのが得意なのでモンスターの時によく人を観察していたのではないかと推測しています。
「喋れるやつは本当にすぐに喋れちまうんだ。それこそ、まるで知ってたことを思い出すみたいに」
引用:「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか9巻」より
ウィーネが産まれたときの容姿は人型です。琥珀色の瞳、紅石、肌の色や鱗と本来のヴィーヴル(竜女)の部分も残っていますが、その見た目は限りなく人に近く整った美少女でした。
本来のヴィーヴル(竜女)の姿は上半身は人間で下半身は蛇の女体竜尾です。よくファンタジーや神話にも出てくるラミアと言えばピンと来るかもしれません。
上でも言ったようにウィーネは人と同じ言葉を喋ることが出来ます。これはウィーネに限らず異端児と呼ばれる存在は人と意思疎通が可能で理性を持っています。
声を出して喋るのには個体差があって中には鳴き声で意思表示をする者もいます。ウィーネの場合は飲み込みが早くベル達との生活でかなり表現が豊になります。
ウィーネの仲間と人間への恨み
異端児 として確認されている数は40体と結構多いです。ウィーネと共に行動する異端児は大体下の奴らになります。
- リザードマン
- ゴブリン
- ハーピィ
- ガーゴイル
- グリフォン
- ラミア
- アルミラージ
- フォモール
- ウォーシャドー
- アラクネ
- グリーンドラゴン
- セイレーン
- ユニコーン
- アステリオス
上層、中層、下層、深層にいる多種族のモンスターで構成されています。ただアステリオスに関しては修行のため一人で深層に居るので少し特殊かもしれません。
それでもここぞってときは戦闘に参加し仲間の窮地を救います。強さもかなりのものでギルドでの推定レベルは7と認定され外伝では化け物地味た強さを発揮してます。
レベル7だとオッタルを思い浮かべると思いますがたぶんタメを張る気がします。ただお互い本気になってるシーンってまだないから未知数でなんとも言えませんが、とりあえず猛者なのは間違いありません。
ちなみにアステリオスがダンジョンから産まれたときはベルとの戦いの記憶を持って生まれてきました。この辺は別記事で少し触れているので気が向いた方は下からどうぞ。
【ダンまち】ベルの正体は?アルゴノゥトとゼウスとの関係と共通点 【ダンまち】アステリオスの強さとその正体は?オッタルと同等の力を持った最強のゼノス
このグループのリーダーはリザードマンのリドで冒険者から奪った武器や防具を装備し名前の語尾に「○○っち」と付けるのが特徴。レベルはフリュネと同等のレベル5かそれ以上のポテンシャルを持っています。
リドを中心にウラノスからダンジョンで置きた事件や厄介事の調査や鎮圧を秘密裏に行う代わりに食料や武器を支援してもらっています。
人に協力的ではありますが異端児の中には人間に否定的な者もいて、アラクネとゴーガイルとユニコーンは距離を置き人間との接触を拒みます。
その原因が異端児を狙ったハンターの存在。
ハンター達は異端児を捕獲し密輸「怪物趣味」の富裕層に高値で売り飛ばしていました。そのせいで多くの仲間を失った一部の異端児達は人間をよく思っていません。
異端児たちはウラノスらと協力しダンジョンの未開拓領域を転々としハンターたちに網を貼りつつミッションをこなしています。
この未開拓領域は冒険者たちで言うところの安全階層で異端児たちはこれを「隠れ里」と呼んでいます。
異端児の共食いの先にあるもの
異端児はモンスターにも人類にも狙われるイレギュラーな存在です。仲間はウラノスやフェルズを除けば同じ異端児だけです。
彼らは生き延びるために同類のモンスターや冒険者たちを倒してきました。モンスターからは魔石を奪い、冒険者からは武器や武具を奪ってきました。
とりわけ魔石は異端児にとっても重要な物でなくてはならいもの。彼らがその魔石を食べると強化種としてランクが上がります。
これは冒険者でいうところの経験値で冒険者たちはこれを集めてステイタスの更新をしています。
魔石の他にも人と同じ物を食べたりもします。ただ見てると果物や木の実や薬草が多く、ウィーネに関してはポーションが果物の香りに似ていて好きらしくベルにねだったりもします。(人と同じ米なども食べる)
【ダンまち】ウィーネたち異端児に協力するギルドの狙い
引用:「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」より
16年前から異端児の存在を認識していたギルド。正確にはウラノスとフェルズは異端児を狙うハンターを彼らと一緒に追っていました。
異端児たちがいつから誕生したのかは不明でウラノスは彼らと接触して以来「保護」という名目で数々の支援を行っている。これはギルドの総意ではなくウラノスの独断でやっている。
ウラノスの狙いは異端児を狙うハンター達の正体を突き止める事でもありますが、それ以上に大きな未来を描いていました。これは異端児たちの願いでもあります。
「それが人間とモンスターの共存」
その手始めとして始まったのがガネーシャファミリアが主催するモンスターフィリアでした。ウラノスは少しでもモンスターへの抵抗を減らそうとモンスターフィリアを開催しますが、
だからと言って数年先を見たとしても人類との共存は難しいのは明白です。古代から続いてきた争いの中で「じゃ今日からよろしく」とはいきません。
この時点で異端児の存在を知っているのはガネーシャとガネーシャファミリアの幹部の一部。あとはウラノスの依頼でハンターを追っているヘルメスのみでしたが、偶然ベルがウィーネと接触し事情が変わります。
実は今までもベルのように異端児に接触してきた優しい冒険者はいました。しかし、事情が事情なだけにすぐ彼らから離れていきました。
それ自体は悪い事でもないし間違っていません。
人類の敵と仲良くしていれば自分達の地位は落ちます。なんなら他の冒険者や住民たちから何をされるかもわかりません。
ウラノスはヘスティアファミリアのベルだからこそ何かしらの変革をもたらしてくれるかもしれないと思い、それを見極める為に監視のフクロウを送り彼らをずっと監視しました。
ある日、ヘスティアファミリアに強制任務を与えます。その内容は「ヘスティアファミリア全団員及びヴィーヴルの少女と共にダンジョン20階層へ目指せ」というものでした。
一行が指定されたポイントに向かうとウィーネと同じ異端児たちがいました。そこで彼らが誕生した理由や夢を聞かされます。
先にも話したように異端児は生まれ変わり、つまり輪廻転生をした者です。これは人間も一緒で命を失った者の魂は天界に還り神々の手によって様々な処遇を与えられ再び下界に生を授かります。
これはウラノスの考えですがダンジョンでも同じことが起きていると確信しています。
命を失ったモンスターの魂は母となるダンジョンに還り幾千の年月を経て姿形を変え再びダンジョンから生まれるというもの。
何が引き金になっているのかは不明ですが、モンスターたちの強い憧憬や願望も関係している可能性も高いしダンジョンの意思かもしれないしこのあたりはまだまだ謎のままです。
その後、ウィーネと別れたベルたちは様々な陰謀の影響で大事件に巻き込まれます。
【ダンまち】ウィーネの暴走と死、異端児たちのその後
別々の生活に戻ったベルたちでしたが、ここに来てハンターの動きが活発になってきました。当然異端児たちも狙われウィーネは額の紅石を奪われ暴走し多くの冒険者たちに狙われます。
それを守ったのがベル率いるヘスティアファミリアでした。しかし守りきることは叶わずウィーネは灰となり命を落とします。(ゼノス編のネタバレは次回更新予定)
そこに現れたのがフェルズでした。
フェルズが超長文詠唱を始めると神の送還のときに似た光が現れウィーネの灰を握るベルたちを包むと灰になって消えたはずのウィーネが蘇ります。
その魔法は禁忌の「蘇生魔法」術者の全マインドと引き換えに死者を甦させる賢者にのみ許された魔法。フェルズは800年の間一度も成功したことがない。
【ダンまち】フェルズの正体!性別は女?人を辞めた愚者の成れの果て
その後、ハンターは駆逐しますが異端児の存在を知らない他のファミリアは異端児たちを追い続けました。しかし様々な作戦と協力を得て何とか窮地を脱しいつもの日常に戻ります。
ウィーネとベルたちは自由に会うことがまだ出来ませんが、鼻の利くウィーネはダンジョンに居る限りベルの匂いを嗅ぎ分けその行方を大体把握するようになります。
それからもウラノスたちと協力しダンジョンのミッションをやりつつ同胞を探しだし保護する日常に戻ります。外伝の後編ではロキファミリアにも協力するようになったり、ヘスティアファミリアの窮地になると必ず駆けつけるようにもなります。
さいごに
リドのレベルに関しては忘れたけど確かレベル5からレベル6のどっちかだったと思います。リドと戦ったベル曰く「フリュネと同等」って言ってたのは覚えてたからレベル5としましたが、まぁその辺と思って頂ければ間違いないはず、、、
ゼノス編もそうですけどフェルズについても書いときたい内容だったので次回はどっちかを更新したいと思います。
アステリオスについては下の記事で少し触れてます↓
【ダンまち】ベルの正体は?アルゴノゥトとゼウスとの関係と共通点 【ダンまち】アステリオスの強さとその正体は?オッタルと同等の力を持った最強のゼノス
その他ゼノス編関連記事↓
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