アニメ版ダンまち(ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)2話について書いていこうと思います。この回ではLv.3のヒュアキントスはやっぱり強い、ヘスティアの覚悟、ベルとアイズの二度目の特訓と徐々に戦争遊戯(ウォーゲーム)に向かって話が進んでいきます。
以下、原作6巻のネタバレも含みますので注意して下さい。
ダンまち6巻ネタバレ!遂に動き出すアポロン「戦争遊戯(ウォーゲーム)」勃発!!三大冒険者依頼(クエスト)の存在 【ダンまち】3話リリを救う為にヘスティアが担保にしたもの※原作と比較ネタバレあり
アポロンファミリアの襲撃!ホームを失ったベル達
アニメ版ではベルとヘスティアのやり取り→二人でホームを後にしアポロンファミリアの襲撃という流れでした。原作だとホームを出る前にベルのステイタス更新をしています。焔蜂亭で受けたヒュアキントスの攻撃も経験値として反映され耐久が4アップしました。
※原作6巻:戦争遊戯(ウォーゲーム)前のステイタス
レベル | Lv.2 |
---|---|
力 | C635 |
耐久 | D590→594 |
器用 | C627 |
敏捷 | B741 |
魔力 | D529 |
魔法 | ファイアボルト【速攻魔法】 |
スキル | 憧憬一途(リアリス・フレーゼ) / 英雄願望(アルゴノゥト) |
本来ならダンジョンから帰ってきてからステイタス更新をするのが通例ですがアポロンファミリアの動きを心配していたヘスティアはホームを出る前に済ませることにしました。
当然、アビリティのの変化は微々たるもので期待出来るほどの数字じゃありませんでした。ここからはアニメ版と一緒で二人でホームを出てアポロンファミリアの待ち伏せに合いホームを失います。
© 大森藤ノ・SBクリエイティブ/ダンまち2製作委員会 出典:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅡより
そして追い詰められるベルたちの前に現れたのが神の宴の招待状を持ってきたカサンドラとダフネでした。ダフネは「仲間になる子に手荒なことはしたくない」と投降するようベルに問いかけますがそれを拒否し戦闘を続行。
しかしカサンドラだけはベルにちょっかいを出すことを止めていました。(以下セリフは原作6巻より)
カサンドラ
あのダフネちゃん、やっぱり止めたほうが……いいような気がする
ダフネ
なにが?
カサンドラ
あの子を刺激する真似……「兎」を追い詰めちゃいけない
カサンドラは予知夢を見ることが出来ますが誰からも信用されず相手にされませんでした。アポロン見初められる前は良いところの育ちだったらしくダフネ自身カサンドラの予知夢を良い育ちの弊害と思い全て妄想、箱入り娘の盲言と捉えていました。
ダフネ
馬鹿なこと言ってないで追いかけるわよ
カサンドラ
どうして信じてくれないのぉ~~~~
ダフネ
じゃあどんな夢を見たのよ?
カサンドラ
ぅんと……傷ついた兎さんが、月を飛び越えて、太陽を飲み込んじゃう夢……
ダフネ
そうよね、夢はそれくらい荒唐無稽(こうとうむけい)じゃないとね
アニメ版だとこのままヒュアキントスとのバトルに発展しますが原作だとこの前にヘルメスとアスフィのやり取りが行われます。
建物の上から状況を追っていたヘルメスはアスフィに、
ヘルメス
フレイヤ様は動いたか?
アスフィ
いえ、フレイヤ派は今のところ静観しています
ヘルメス
今回の騒動に関しては、フレイヤ様は手を出さないつもりか?
なにもしないフレイヤに疑問を抱くヘルメスはその考えに何か意味があるのか、もしくはこれをベルの新たな試練とするのかヘルメスは色々憶測しました。
基本フレイヤも娯楽に飢えた神です。ベルのこの窮地は彼女の言うところの「輝きが増す」というやつです。アニメ版1期で言うとミノタウロスの件が分かりやすいかもしれません。ベルの成長→輝き→フレイヤ嬉しい楽しいなのでアポロンが余程ベルに変なことをしないかぎり見守るのがフレイヤという神ですからね。
―――場面はvsヒュアキントスへ
© 大森藤ノ・SBクリエイティブ/ダンまち2製作委員会 出典:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅡより
ダフネ、カサンドラから逃げたベルの前に現れたのはアポロンファミリア団長のヒュアキントスでした。この時点でベルのレベルは2、ヒュアキントスのレベルは3でその実力は段違いでした。
見てる人によってはベルのスキル「英雄願望(アルゴノゥト)」があるじゃん!?と思うかもしれませんが英雄願望(アルゴノゥト)は力を貯める時間と発動後による体力消耗があるのでこのときのベルにとっては自分の身を滅ぼす危険性がありました。ましてやヘスティアもいる以上その選択肢は取れない訳ですね。
仮にやったとしてもボロボロの状態でチャージなんて出来る訳ありません。
相手は第二級冒険者。人対人とは言え力も経験もレベル3のヒュアキントスのほうが上でベルとは冒険者としての格が違います。チャージする隙きなど与えて貰えるはずありません。仮に発動できても体力消耗が激しいのでヒュアキントスから逃げ切れても後からくる追ってを振り切ることは不可能でしょうね。
英雄になりたいというベルの願望から発言したスキル。力を貯めることで攻撃力が強化しどんな窮地でも覆す英雄になるための切り札。チャージが長ければ長いほど、思い描く英雄のイメージが鮮明で強いほどその威力は倍増する。ただしチャージした分精神力と体力を消耗するので使い所は大事になる。
ヘスティアの覚悟~ベルとヘスティアのもう一つの未来
リリ、ヴェルフ、盟友の助けによりなんとかヒュアキントスと他の追ってから逃げることができたベルとヘスティア。助けが来たのに最悪の状況には代わりありませんでした。
(以下セリフはアニメ版より)
ヒュアキントス
聞こえているかベル・クラネル!
身を隠している二人に聞こえてきたのは大声で叫ぶヒュアキントスの声でした。
© 大森藤ノ・SBクリエイティブ/ダンまち2製作委員会 出典:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅡより
ヒュアキントス
どこに隠れようと我々は貴様を追い続ける!この一時を凌ごうが無駄だぞ!地上でもダンジョンでも同じ事だ!この先、貴様に安息の日々は無いと思え!
ベル
・・・・どこにも・・・・
アポロンファミリアはギルドからのペナルティを承知の上で襲撃してます。つまり何でもやってくる輩です。更に今を逃げ切っても追い続けると宣言してます。こうなった以上ベル達は彼らとの決着を付けない限り平穏な暮らしに戻れなくなりました。
極力アポロンファミリアを相手にしたくなかったヘスティアも覚悟を決めベルに問いかけます。
ヘスティア
・・・・ベルくん、聞いてくれ
ヘスティア
このままじゃ僕達に未来は無い。打開策は2つ。勝ち目のない戦いに挑むか・・・このオラリオから逃げるか・・・・
ベル
・・・・・っ!
ヘスティア
僕は君が居てくれるならどこえ行こうがへっちゃらさ!相手が諦めるまで君と一生逃避行を続けてやる
アニメ版だとこのときのベルの描写は端折られていましたが原作だとオラリオを出て世界中を旅する二人の光景を想像しています。恐らくこのカット↓も原作を知ってるとまた違ったカットに見えるかもしれませんね。
© 大森藤ノ・SBクリエイティブ/ダンまち2製作委員会 出典:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅡより
―――
白い衣服(ワンピース)と帽子を被った少女(ヘスティア)と、荷物を背負う少年(じぶん)が笑い合う姿を。
それはなんて優しくて、心休まる情景なのだろう。
なんて胸がときめいて、心温まる夢の旅なのだろう。
ありえたかもしれない、ありえるかもしれない二人の未来。
―――
ベルは助かるためにはオラリオから逃げ出すしかない、逃げても楽しい世界が待っているかもしれないと考えました。しかしこの街で出会った仲間や助けてくれた者たちの顔を思い浮かべ全ての始まりだったアイズの事を思い浮かべ感謝と憧れを思い出します。
ベル
(僕は―――)
この時ヘスティアはベルの気持ちを察したのかベルの手を握りこう言います。アニメ版だとこの場面ですね。
© 大森藤ノ・SBクリエイティブ/ダンまち2製作委員会 出典:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅡより
ヘスティア
ベル君、ボクのことは好きかい?
素っ頓狂な声を出すベル
ヘスティア
大切なことなんだ
君が好きと言ってくれれば、ボクは覚悟を決める。君の言葉を信じられれば、何でもできるようになる!何とだって戦える!
ボクは君のことが好きだぜ?可愛くて可愛くてしょうがない。君の隣にずっといたい・・・・君を渡したくない
ベル
神様・・・・・
ヘスティア
ベルくん、君はボクのことをどう想っている?
ベル
尊敬しています
ヘスティア
そういうことじゃなーーーい!
ここでアポロンファミリアの攻撃を受けベルの答えを聞けなくなったヘスティアはベルにアポロンのホームに行くよう命令しましす。
ダンまち6巻ネタバレ!遂に動き出すアポロン「戦争遊戯(ウォーゲーム)」勃発!!三大冒険者依頼(クエスト)の存在
ヘスティアの宣戦布告!ベル二度目の特訓
アポロンのホームに乗り込んだベルとヘスティア。アポロンが現れるとヘスティアはパルゥム(ルアン)から手袋を借りその手袋をアポロンの顔に投げ付けます。
© 大森藤ノ・SBクリエイティブ/ダンまち2製作委員会 出典:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅡより
ヘスティア
上等だ!!受けてたってやろうじゃないか!戦争遊戯(ウォーゲーム)を!!
アポロン
ここに神双方の合意はなった!諸君!戦争遊戯(ウォーゲーム)だ!!
この言葉を合図にいつの間にかアポロンのホームに紛れ込んでいた神たちが騒ぎます。娯楽に飢えた神たちは既にお祭り気分。アニメ版だと確認できなかったけどロキもこの場に居てこっそりヘスティアたちの動向を伺っていました。
ホームを後にするベルとヘスティアの元にヴェルフが来てリリがソーマファミリアの元に行ったこと話します。それを聞いたベルはすぐにリリの所に行こうとしましたがヘスティアがそれを止めます。
へティア
待つんだ!ベルくん、サポーターくんはボク達が必ず助ける。君はやるべきことをやってくれ。
ベル
僕のやるべきこと?
この時ヘスティアはベルのレアスキル「憧憬一途(リアリス・フレーゼ) 」に戦争遊戯(ウォーゲーム)の行方を賭けることにしました。つまりアイズに修行を付けてもらうということ。
そしてヘスティアはアイズの所に行く前にベルに「ヘスティア・ナイフ」を置いていくよう命じます。アニメ版の第2話と3話ではヘスティア・ナイフの下りは端折られてましたけどリリを救出するにはどうしてもナイフが必要でした。
リリ、ヴェルフ、命がコンバージョンするときのやりとり【ダンまち】3話リリを救う為にヘスティアが担保にしたもの※原作と比較ネタバレあり
―――場面はロキ・ファミリアのホームへ
門番に止められるベル。そこにティオネがやってきました。ファミリアとしてのメンツもあるのでティオネはわざとベルを追い返すフリをし胸ぐらを掴みベルにこう伝えました。
© 大森藤ノ・SBクリエイティブ/ダンまち2製作委員会 出典:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅡより
(以下、原作6巻のセリフより)
ティオネ
ここから右にいった、二つ先の路地裏へ向かいなさい
指定された場所に向かうと既にベルの到着を待っていたアイズとティオナ姿がありました。ベルは戦争遊戯(ウォーゲーム)に勝つためにアイズに特訓を申し出ます。事情を把握してる二人はすぐにそれを快諾します。
フィンからヘスティアファミリに加担するようなことは控えるよう言われていたアイズでしたが直接自分が戦争遊戯(ウォーゲーム)に参加する訳じゃなくあくまで特訓だから問題ないと判断したようですね。
まぁ本心は「君を見捨てるのは違うと思う」ってのが全てでしょうけど。こうしてベル、アイズ、ティオナの三人の特訓が始まります。
―――第3話に続く
さいごに
という訳でダンまちアニメ第2話の原作の補足でした。なんだかんだヒュアキントスほ強く主神と一緒で執念深いようですね。まぁ主神命令だからでしょうけど。
ベルのレアスキル英雄願望(アルゴノゥト)を使えない状況は個人的には良かったですね。ダンまちの駆け引きが良く表現されてるなと思います。
あとはヘスティアとベルの会話でしょうか。「もしかしたらありえた未来」恋愛アニメみたいで恥ずかしくなりますね。アニメ版ではどうしても尺の問題があると思うので端折られてしまいますが原作のことを少しでも分かってるとアニメの見方も変わって楽しめるなと改めて感じました。
原作6巻は本当に面白いので機会がある方は是非手に取ってみて下さい。
ダンまち6巻ネタバレ!遂に動き出すアポロン「戦争遊戯(ウォーゲーム)」勃発!!三大冒険者依頼(クエスト)の存在 【ダンまち】3話リリを救う為にヘスティアが担保にしたもの※原作と比較ネタバレあり
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