【ダンまち】オッタルの過去!レベル8と9の存在と最強を越えようとする最強

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

ダンまちに登場するフレイヤファミリア団長オッタルの過去は決して明るいものではありませんでした。今でこそ頂点や猛者などと言われていますが世界最強の派閥ゼウスファミリア、ヘラファミリアにはオッタル以上の冒険者がゴロゴロいました。

 

最強と呼ばれるオッタルが追いかけた最強の存在は未だにオッタルを武人として強くさせています。もしまだゼウスファミリアとヘラファミリアがあれば今のオッタルでも敵わないほどです。

 

今回はそんなオッタルの過去についてです。以下、原作最新刊ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかファミリアクロニクルepisodeフレイヤの一部ネタバレになるので注意して下さい。

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まとめ

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【ダンまち】オッタルとフレイヤの出会い

引用元:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

オッタルは幼い頃に捨てられ一番古い記憶は寂れた路地裏の夜でした。カビ臭く凍てつく寒さ。そして空腹を通り越した飢えは徐々にオッタルの体を氷のように冷たくしていきます。

 

当時のオッタルは自分の名前すら分からずどうしてここに居るのかも理解出来ませんでした。思考も痛みも無くどんどん衰弱していく体は、いつ命を失ってもおかしくありませんでした。

 

そんなときに出会ったのがフレイヤファミリアの主神「女神フレイヤ」でした。

 

フレイヤ「貴方、独り?」

引用元:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかファミリアクロニクルepisodeフレイヤ

 

幼かったにも関わらずオッタルはフレイヤの美しさに見惚れます。フレイヤは手を差し伸べ目の前の幼子に「名前」を聞きますが自分の名前や存在、どうして此処に居るのかも分からないオッタルは答えることが出来ませんでした。

 

何も返ってこない幼児を見てフレイヤは無邪気な少女のような笑顔で幼子に言います。

 

フレイヤ「じゃあ、私が貴方に名前をあげる。貴方は『オッタル』よ」

引用元:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかファミリアクロニクルepisodeフレイヤ

 

以来、オッタルにとってフレイヤが全てとなります。

 

オッタルがフレイヤの恩恵を授かったのは拾われた数年後で自我がはっきりと確立した頃。その間フレイヤが直々に面倒を見て育てました。

 

そして、オッタルがレベル2になるまで掛けた期間は二年。ただ正確には恩恵を授かってから戦闘に身を置いたので実質一年でランクアップしてます。

 

フレイヤファミリアのホーム「戦いの野(フォールクヴァング)」ではフレイヤの寵愛を受けるためフレイヤの力になるため団員同士で戦いしのぎを削る派閥内競争があります。オッタルはあの頃の「洗礼」をもっとも苛烈と記憶しています。

 

少し意味合いは変わりますがティオナとティオネが居たカーリーファミリアも同じ事をしていて、あそこは同レベル同士の団員を命を掛けて戦わせてランクアップをする手法を取っています。カーリーファミリアはこれを「儀式」と呼びます。

 

【ダンまち】ティオナとティオネの過去「滑稽な英雄が居たからこそ私は」

 

この頃のオッタルには食べ物も住む家も着る服もあり生きてく上で必要なものは全て揃っていました。フレイヤから温もりや感情をもらったオッタルにとって彼女が全て。

 

これは今も昔も変わりません。

 

感情が芽生えたとは言え口下手なオッタルにフレイヤを喜ばせることは出来ませんでした。返せるものが一つもないオッタルはひたすら「強さ」に拘ります。なによりフレイヤがオッタルに輝くことを望んでいるので「強さ」を追求するしかありませんでした。

 

オッタルの強さの理由はシンプルで全て「フレイヤ」の為。

 

この「全て」という言葉を何回も使ってますが、フレイヤファミリアに関しては本当にこれが全てです。オッタルだけじゃなく他の団員達も一緒です。

 

「戦いの野(フォールクヴァング)」で行われる試練もそうですが「全て」フレイヤの為でもありそれが自分の為でもあります。そして結果的にファミリアの強さにも繋がっています。

 

「全てはフレイヤの為」

【ダンまち】ミアの教えとオッタルとの関係

引用元:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

豊穣の女主人の店主「ミア・グラント」はフレイヤファミリアの元団長。ファミリアの食事もミアが作っていてボロボロになった団員達はミアの料理で英気を養っていました。

 

ミアとフレイヤの関係は他の団員とは違い少し特殊で、基本的にミアはフレイヤを敬っていません。そのため他の団員から狙われますがその度に拳一つで全員返り討ちにしてきました。

 

ミアがフレイヤファミリアに入った理由はスカウトでしたがフレイヤに「借り」があったので嫌々ながらも席を置く羽目になります。その「借り」が何なのかは原作ではまだ明らかになっていませんが、ミアの性格からしてそれがよっぽどなのは確かです。

 

フレイヤファミリアを抜けた今でも席だけは残している。

 

当時から豪快でその強さはオッタルも認めるほどの「強さ」でした。そして当たり前のようにあっさりと団長の座に着きます。

 

ある日オッタルは自分より遥か高みにいるミアに「どうすれば、お前を越えられる?」と訪ねます。

 

ミア「考えな。アタシは強くなるなんてどうでもいいと思っちゃいるが、それでもいつだって、何に対してだって、考えるようにしてる。頭の足りないドワーフなりにね。考えないヤツは生きていけないよ。どんな時も、どんな場所でも。『化物』どもがひしめき合う今のオラリオなら尚更ね。」

引用元:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかファミリアクロニクルepisodeフレイヤ

 

この頃のミアはフレイヤからオッタルを見守るように言われていましたが特別何かを施したりはしてませんでした。この時の解答もオッタルにとっては単純明快で自分が望んでいた解答ではありませんでした。

 

しかし、そんなミアの教えはオッタルの心に深く根付くことになります。

 

ミアは自分で考えてそれでも納得出来なかったら聞きに来い、じゃないと身に付かないということを身を持って経験していると話すと続けて、

 

ミア「ま、はっきりしていることは・・・食べないヤツは強くなることも、成長することもできないってことかね」

引用元:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかファミリアクロニクルepisodeフレイヤ

 

以来、オッタルはフレイヤが目を丸くするほど食べるようになり今の体付きを得ます。

 

ミアがファミリアを抜けるという話をフレイヤから聞いたオッタルは「行くな、まだお前を倒していない」と言いますがミアは「アタシに執着してどうする」と返します。

 

ミア「アンタがアタシを追いかけるように、これからアンタを追いかける連中がわんさか湧いてくるだろうさ」

引用元:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかファミリアクロニクルepisodeフレイヤ

 

二人の関係は不思議で母と子でもなければ戦友とも呼べる仲ではありませんでした。あえて言うとすれば子供のワガママを聞く年長者に近いのかもしれません。

 

【ダンまち】アステリオスの強さとその正体は?オッタルと同等の力を持った最強のゼノス

【ダンまち】オッタルと世界最強のファミリア

引用元:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

今でこそフレイヤファミリアとロキファミリアが「オラリオ最強」と言われていますが、以前までは「世界最強」のファミリアが存在していました。

 

それが「ゼウスファミリア」と「ヘラファミリア」です。しかし、隻眼の竜に敗れ弱った両ファミリアはフレイヤとロキの企てによって都市を追い出されます。

 

オッタルが初めて彼等に負けたのレベル3の頃で相手はゼウスファミリアの末端の団員。その次にヘラファミリアの幹部で両方一瞬でヤラれました。

 

以降、敗北が続き勝つ事は一度もありませんでした。

 

遥か昔、オラリオに身を置く前にフレイヤはヘラと抗争し敗北し、その時に多くの眷属を失いました。その時の恨みからフレイヤいつかヘラを王座から引きずり下ろそうと考えていた。以来、オッタル含め他の眷属たちもフレイヤへの侮辱なども含めフレイヤを王座に変えようと躍起になっていた。また当時の抗争にフレイヤは「たった一人で戦う怪物の力を見余った私のせい」とも話しているので相当力の差があったのかもしれません。

 

それでも高みを目指すオッタルは折れず立ち向かいますが、世界最強の壁は厚くその度にオッタルは強さを求め続けました。

 

返り討ちにする度にオッタルを見逃すゼウスファミリアのレベル8の男とヘラファミリアのレベル9の女。両ファミリアは決して止めを刺さず「強くあれ」と言わんばかりにオッタルをその先へと駆り立てました。

 

オッタルがレベル5以降にランクアップする時には必ずゼウス・ヘラファミリアが関わっています。レベル6の時は15年前、レベル7の時は7年前。

 

その後、隻眼の竜によりゼウスファミリアとヘラファミリアは壊滅。彼等彼女等は次の「英雄の器」達に常に発破を掛け続けてきました。

 

「俺達を越えてみせろ、英雄の雛ども」

引用元:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかファミリアクロニクルepisodeフレイヤ

 

少し余談。

 

ここに来てゼウスファミリアとヘラファミリアの事が少しだけ明かされました。両ファミリアにはレベル8から9が居ることが確定しましたが、初めてオッタルが負けた相手は「末端」という事から恐らくレベル4~レベル6がゴロゴロしているのかもしれません。

 

一瞬で勝負が着いてるから結構なレベル差はある気がします。

 

ま、単純に上がレベル8・レベル9とかなら当然っちゃ当然な気もしますけど、もしかたらレベル10も居るのかもしれません。

 

ただそれ以上に気になったのは隻眼の竜の強さです。

 

これだけの冒険者でも敵わなかった相手にベル達はどうやって攻略するんでしょうね?精霊の力とか春姫のレベルブーストとか色々想像は出来るけど、個人的に春姫がキーマンな気もしなくないです。

 

(ヘスティアファミリアが倒すかはわかりませんが)

 

彼女の登場時からやたらとサラマンダーっぽい絵も描かれてるので何かしら精霊と関係あるのかなって勝手に想像してます。ダンメモでも火の力を使ってるし何か関係があるのか・・・・ないのか・・・・

【ダンまち】オッタルを越えようとする者

引用元:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア

オッタルは鍛錬として一人でダンジョンに遠征する事があります。前回は49階層の階層主を仕留めきれずに終わりました。

 

そして今回のオッタルの目的は37階層の階層主「ウダイオス」が落とすドロップアイテム「ウダイオスの黒剣」。

 

以前、アイズが単独でウダイオスを討伐した際に剣を装備していたと報告されていました。オラリオの長い歴史の中でもそれは未確認でギルドでも剣について公式発表しその条件も公開しました。

 

レアドロップの発生条件

・1対1の戦闘

・少人数の戦闘

アイズの時はリヴェリアが同伴しましたが戦闘には直接関与していない。

 

引用元:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア

 

目的地に向かっているとオッタルの前に現れ勝負を挑んで来る者達がいました。それはフレイヤファミリアの幹部のアレン、ヘグニ、ガリバー4兄弟の6人。

 

基本的にフレイヤファミリアの掟に幹部同士の地上以外での戦闘は禁止というルールがあります。これは他の派閥に余計な刺激を与えない策としてフレイヤが設けました。

 

ただ今オッタルが居る場所はダンジョンであり地上でもなければ今回はベルに試練与えるためミノタウロスを鍛えてる訳でもないので、この件にフレイヤは一切関係していない事になります。

 

引用元:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

つまり幹部同士でも戦える事になります。

memo

フレイヤの側に控える事が出来るのは世話係を覗いて一番寵愛を受けている者になります。他の団員はもちろん幹部連中もその場所を狙って居るので掟が適用されない限り常にオッタルに戦いを仕掛けている模様。

ドロップアイテムが目的のオッタルは「後にしろ」と言いますが聞く耳を持たない幹部達。急遽始まった戦いにオッタルはかつてミアに言われたことや戦闘の助言をしながら戦います。

 

軽々と吹き飛ぶアレンには「軽すぎる。もっと飯を食え、アレン」当然アレンはまるで母親のような言い草に怒ります。そしてガリバー兄弟には「低い視点に頼りすぎてる上も取れ」と助言すると「いま全世界のパルゥムを敵にしたからな」と返されついつい謝るオッタル。

 

ヘグニに関しては中二病的な意味の分からない言葉に「分かる言葉で話せ」の一言。

 

加熱する戦いでしたが遅れてやってきたフレイヤファミリアの幹部ヘディンが来たことで状況は変わります。ヘディンは今すぐ戦いを辞めるようオッタル達に言いますが当然他の幹部は反発します。

 

「フレイヤ様のお達しだ」

 

一気に黙る一同。

 

これでオッタルは心置きなくウダイオスの討伐に向かい難なくとドロップアイテムを手に入れます。オッタルとウダイオスの戦いが終わると他の幹部達が現れその目はまっすぐオッタルを見添えていました。

 

「お前はいつか俺が倒し、俺が越える」

 

それはオッタルが過去にミアやゼウス・ヘラファミリア越えようとした時と同じでした。オッタルは笑いながら彼等に言います。

 

引用元:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

 

「俺に執着してどうする、阿呆どもめ」

 

歴史を繰り返すように過去にミアに言われたことを彼等に言うオッタル。

 

それから時間は過ぎ。

 

手に入れたドロップアイテムでオーダーメイドの武器を作ったオッタルはフレイヤに銘を付けてほしいと拝命を望みました。

 

「覇黒の剣(はこうのつるぎ)」と名付けたフレイヤは、

 

「貴方に立ちはだかった過去の闇をいつか制することを祈って、そう名付けるわ」

引用元:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかファミリアクロニクルepisodeフレイヤ

 

その後もかつての最強達を追い越そうとオッタルは「強さ」を求めます。

【ダンまち】オッタルの魔法名と詠唱、スキルやその他ステイタス

最後にオッタルの魔法やステイタスについて少し書いてこうと思います。

・レベル7

・力:S999

・耐久:S999

・器用:S991

・敏捷:S989

・魔力:D566

【スキル1】戦猪招来(ヴァナ・アルガンチュール)

任意発動で発動後は獣化し全アビリティ超高補正。発動毎に体力とマインドを大量消費する。

【スキル2】我戦我在(ストルトス・オッタル)

戦闘続行時に治力と精癒が一時発現し習得アビリティの全強化。戦闘続行条件は体力に比例する。

【魔法】ヒルディス・ヴィーニ(効果については不明)

【詠唱】銀月の慈悲、黄金の原野。この身は戦の猛猪を拝命せし。駆け抜けよ、女神の神意を乗せて。

引用元:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかファミリアクロニクルepisodeフレイヤ

さいごに

というわけでオッタルの過去ということで情報は少ないですがゼウス・ヘラファミリアとの関係も明かされました。

 

千年の歴史を持つファミリアなのでレベルが今の冒険者たちを違い過ぎますね。古代のモンスターは強かったらしいので得られる経験値も違うし場数もかなり踏んできたんでしょうね。

 

フレイヤとヘラの抗争もたった一人の力を見余ったのが原因でもあるようなので相当化物揃いだったと思います。

 

気になることは沢山ありますが作者曰くいつかゼウス・ヘラファミリアの話を書きたいとの事だったので気長に待ちたいと思います。

【ダンまち】ティオナとティオネの過去「滑稽な英雄が居たからこそ私は」 ダンまちフリュネvsオッタル!猛者の逆鱗に触れたNGワードとは? 【ダンまち】アステリオスの強さとその正体は?オッタルと同等の力を持った最強のゼノス

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