ダンまちで1、2位を争うモテ男のフィンの求婚についてです。フィンにとって一族の復興も絡んだ大きな野望に「リリ」は必要不可欠必な存在でした。悪く言えば「利用」ですが、フィンはリリに心を動かされ今回の縁談を申し込みました。
それが恋とは明言してませんが動かされたのは「事実」でした。
引く手あまたなフィンがどうしてリリルカ・アーデを伴侶として選んだのか?そもそも結婚する理由は何だったのか・・・・・・
『ダンまち』フィンの年齢は42歳!スキルとオラリオNo1の指揮能力について
まとめ
フィンが伴侶を探す理由
引用:「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」より
フィンが冒険者になった理由の一つに一族の復興があります。パルゥムは他の種族に比べ潜在能力が低くパルゥムが有名になった武勇伝もありません。
そんな彼等が一族の誇りとして信仰していたのが女神フィアナです。数多くの英雄譚に登場しパルゥムの拠り所となっていましたが、神の降臨によってその信仰は一気に廃れます。
ヒューマンよりも身体能力が劣り魔法や力が優れているわけでもないパルゥムにとって女神フィアナは「勇気」の象徴でした。
フィンは腐っていく一族の新たな希望になろうとオラリオの地で冒険者を始めLv.6まで上り詰めました。そして「フィン・ディムナ」の名前は彼の偉業と共に世界中に広がります。
これだけでも十分パルゥムの希望になっていると思いますが、フィンはもっと先の未来を描いていました。
「それは自分の血を引く純粋な後継者」
亜人は同じ種族同士でなければ子供を生むことが出来ません。例えばエルフとドワーフ、獣人とパルゥムの組み合わせは絶対にありえません。
例外があるとすればヒューマン(又はアマゾネス)との間に産まれる半亜人(ハーフ)だけです。フィンとしては半亜人では一族の希望になりえないと考え同族の伴侶をずっと探していました。
分かりやすい所だとヘファイストスファミリア団長の椿・コルブランドがヒューマンとドワーフのハーフ。
そんなフィンが選んだ同族が「リリルカ・アーデ」でした。
なぜフィンは多くの同族からリリを選んだのか?それにはちゃんとした「理由」がありました。
フィンがリリルカ・アーデに求婚した理由
引用:「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」より
フィンがリリに見惚れたのはベルが死闘を繰り広げた9階層でのミノタウロス戦のときでした。リリはベルを助けるため怪我をかえりみず救援を求めダンジョンを走り、運良く遠征中のロキ・ファミリアに出会いその場所まで案内しました。
フィン、リベェリア、アイズ、ティオネ、ティオナ、ベートの六人はベルの冒険を見届け称賛をおくりましたがフィンだけは違いました。
自分の身をかえりみずに救援を求めたリリの勇気ある行動にフィンは強い感銘を受け、同時に女神ファルナのように人の心を動かす「勇気」がリリにはあると確信します。
フィンはこのことを伝えるため、まずはヘスティア・ファミリア団長のベルに話を通し、一連の話をリリにして良い返事が貰えるなら指定の場所に来てほしいと伝えました。
「必ず不幸にはしない、それだけは約束する。この言葉とここでの話を、どうか彼女に伝えてくれないか?」
リリは好意を抱くベルから話を聞いてヤケを起こしフィンが待つ「小人の隠れ家亭」に向かいました。フィンはリリが来たことに驚くと改めて自分の気持ちを伝えました。リリもそれを聞いた上で自分がしてきた過去の過ちを話します。
それでもフィンは「自分が見てるのは今の君」「一族が失ったものをリリが持っている」と敬意を込め語りかけ、一族の為なら平凡の幸せは要らないし関心すらないとも断言しました。フィンにとって一族は献身。すべてを犠牲にしてでも尽くすこと。
これはリリにとっても一緒でした。
引用:「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」より
リリをドン底から引き上げてくれたのは目の前に居るフィン・ディムナでもなければ善良な神々でもありません。「ベル・クラネル」だけが手を差し伸べ全てを許し笑ってくれました。
以来、リリは何があっても彼の味方であり支える存在でいることを誓います。つまり、リリにとっての献身がベル・クラネルという存在。フィンが一族の復興に身を捧げるように、リリはベルに身を捧げると決めていました。
「ごめんなさいフィン様。この縁談お断りします。」
リリはフィンの話を聞いて改めて自分のベルに対する気持ちを再確認しフィンの縁談を断りました。フィンもダメ元でこの縁談を申し込んでいたのでこの結果には納得していたし、親指のうずきもあったので結果は更に確かなものでした。
「脈がないことは薄々分かっていたよ」
『ダンまち』フィンの年齢は42歳!スキルとオラリオNo1の指揮能力について
それでもフィンがリリに求婚したのは「彼女の勇気」に本当に心が動かされ見惚れたからでした。これでまた振り出しだと言うフィンにリリは誰か紹介しましょうか?と二人が和やかに談笑していると、ヘスティアに説教じみた助言をもらって駆け付けたベルが現れます。
「フィンさん!お願いです、リリを連れて行かないでください!!」
固まるリリとキョトンとするフィン。頭の回転が速いフィンは一瞬で状況を把握します。42歳のいい大人は14歳の少年に最大の悪ふざけをけしかけます。
「残念だけど僕はもう彼女からいい返事をもらったんだ、ベル・クラネル」
フィンはベルに「リリを賭けて決闘しよう」と提案。自分に一発でも攻撃を当てられたらベルの勝ちだとあまりにも無謀な条件でしたが、ベルにとっては退けないのは確か。
リリが流石にやり過ぎだと二人を止めようとした瞬間「ティオネ」がやってきて緊迫した状況は一変します。
引用:「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝ソード・オラトリア」より
フィンの匂いをたどって居場所を突き止めたティオネはベルとフィンの会話も聞いていました。今となっては誤解ですが、こうなってしまった以上ティオネは聞く耳を持ちません。
フィンは身の危険を感じ店の外に向かってダッシュ。ティオネから全力で逃げました。こうしてフィンとベルの決闘もあっさり終わり、リリとフィンの縁談話も無事?終わりました。
その後、ベルとリリはお互いの悪かった部分を謝罪。この時にベルはリリのことを妹のように思っていると伝えますが気に食わないかったリリは初めてベルに言葉の実力行使を決行します。
「ベル様、ベル様、お耳を貸して下さい」
「私は貴方より年上ですよ、ベル?」
赤面し動揺するベルをよそにリリは「お姉さんなら意識するのか」と良いことを知ったと笑い。二人はホームへと帰って行きました。そしてフィンとティオネがその後どうなったかは誰も知らない、、、、、
フィンが縁談を考えているのはリヴェリアには伝えていました。その時にフィンは「良き同族に出会えた」こと「いつかこの命をファミリアの為に落とすかもしれない」と明かしています。
フィンが結婚するのはティオネ?
ダンまちの最新刊までを見てるとフィンの心境に大きな変化が起きて今までのフィンではありえない発言や行動が見られるようになります。
それを見てるとなんだかんだ「フィンが一緒になるのはティオネ」じゃないかと個人的に考えるようになりました。上では触れてませんが、リリがフィンに気になる異性は居ないのかと尋ねたときに出た名前はティオネでした。
フィンは「自分を慕い面倒だけど彼女が居ないとたまに物足りなく感じる」と返します。正直これを読んだ当時は何にも感じませんでした。やっぱりフィンの悲願は一族の復興だし、そのための犠牲は仕方ないという男です。
更に純血で純粋な後継者を望むフィンにとってヒューマンやアマゾネスは論外。
リリやベルのやり取りを見ていてもティオネは無いと思わされることばかり言っていました。根拠はまったくありません。しかしこの時の発言と最新巻までの変化を考えると十分ひっくり返る可能性はあると思ってます。
何にせよフィンとティオネの関係が今後どうなるのか分かりませんが個人的には注目してます。
さいごに
個人的にフィンがリリに求婚する話は、ベルとリリの為に用意された前座だと思ってます。二人の会話はフィンの求婚を一瞬でかっさらうぐらいインパクトがあったし。
一応、年齢的にはリリが15歳でベルが14歳です。もしかしたら同い年かもしれませんが、二人のやりとりを見てるとリリが一つ上で間違いないでしょうね。
ベルが年上の女性を意識しているかは謎ですが、彼に好意を寄せる女性はみんな年上です。年下~同い年って話なら多分ゼノスのウィーネとレイが当てはま、、、、る?そもそも異端児たちの年齢なんて分かんないし存在自体イレギュラーだからありえないだろうけど。
そしてフィンとティオネの関係。
もうこれは根拠のない勘で想像なのでぶっちゃけどうなるか分かりません。ただ個人的には十分あると思ってるので、もしそうなっていたらありのままのフィン・ディムナになれた証にもなるでしょうね。
こんな話しても最新刊を知らない人にとっては「ナンノコッチャ」なので申し訳ないですけど、、、
フィンの年齢、身長、スキルについて↓↓
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