【ダンまち】ベルの正体は?アルゴノゥトとゼウスとの関係と共通点

ダンまちの主人公ベルの正体について書いていこうと思います。ベルの成長速度は異常で僅か半年でレベル4まで上り詰めました。猛者オッタルもベルの英雄としての資質を認めており、益々その存在感は増しています。

今回は原作本編1巻から15巻、原作外伝1巻から12巻、アプリゲームのダンメモのストーリーを参考に色々書いていこうと思います。

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まとめ

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【ダンまち】ベルの正体について

原作ダンまちでもベル・クラネルの詳細は明かされていません。分かっているのは以下の内容だけです。

  • 祖父に育てられた
  • 両親は亡くなっている。詳細不明
  • 英雄譚が好き(祖父が書いたものが多い?)
  • 祖父はほぼ神ゼウス確定
  • 祖父は亡くなったことになっている
  • ヘルメスにベルの様子を見てくるよう依頼する

先に結論から言うとベルの正体はアルゴノゥトの生まれ変わりだと個人的には考えています。なので生まれ変わりという体で話を進めていきますので予めご了承下さい。

ダンまちでは人、モンスター、神も命を落とせば「輪廻転生」する世界観になっています。例えば、ベルが初めて冒険した「ミノタウロス」も後に漆黒の雄牛「アステリオス」として生まれ変わり再びベルの前に現れます。

出典:「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」より

そして「ミノタウロス」は好敵手としてアルゴノゥトの話でも登場します。当時のアルゴノゥトは「雷の精霊」の加護を受けていましたが、強さはミノタウロスのほうが上で勝てる見込みはありませんでした。

最終的にはアリアドネの介入により撃破しますが、この時のセリフや行動はベルたちの時代にリンクする部分が多いです。

以下、アルゴノゥト英雄譚のセリフより

「そこにいるか、我が敵よ」

「私と決着を望むか、強き敵よ!」

「ならば私とお前はこれより『好敵手』!ともに戦い合う宿命の相手だ!」

「さぁ、冒険をしよう!この譲れない想いのために!」

「『僕達』は今日、初めて『冒険』をする!」

アルゴノゥトの問いに雄叫びで答えるミノタウロス。二人の戦いは過熱しアルゴノゥトは失明し力付きかけますが、アリアドネ・・・・・が精霊の化身「雷霆の剣」を使って戦いの間に入ってきます。

アリアドネに助けられた形になってしまったアルゴノゥトは、ミノタウロスに一対一の勝負が出来ないことを謝り、ある約束をしました。

「・・・すまない、ミノタウロス。やはり私は私らしい。こんな『喜劇』にしかならかった」

「ここでお前を討つ!私一人ではなく、姫と二人で!本当に申し訳なく思う。だから」

「また会おう、我が敵よ!」

「生まれ変わり、次にまた巡り合った時、今度は一対一で!私達の決着を」

「約束だ、『好敵手』よ!」

上のやり取りをベル達の時代で見ると以下のようになります。

一度目はアイズに救われ、二度目はアイズの救いを拒否し自分より格上のミノタウロスを一対一で撃破するため冒険する、そのミノタウロスが生まれ変わり「アステリオス」として再びベルに好敵手として再戦を申し込む。

一連の流れアルゴノゥトの時とほぼ一緒だと思いませんか?ちなみに古代のミノタウロスと現代のアステリオスは好敵手との戦いのときに笑みを見せています。

出典:「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか~メモリア・フレーゼ~」より

MEMO「アステリオスについて」
  • ポテンシャルはレベル7(ギルド認定)
  • ベルとの再戦は圧勝(一勝一敗)
  • ベルとの再戦の為だけに深層で一人鍛錬している
  • アイズやベートなどのレベル6たちも苦戦している
  • 穢れた精霊を圧倒する強さ(この時点でオッタルと同等かそれ以上の強さ)

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【ダンまち】ベルとアルゴノゥトの二つ名

出典:「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」より

雪のような白髪に赤い瞳から「兎」のイメージを持たれることが多く「兎」のようにすばしっこいことからレベル4にランクアップした時に白兎の脚ラビット・フットという二つ名が与えられました。

もともとベルは敏捷に特化した部分もあるので速いのは当たり前ですが、そのスピードはロキ・ファミリアの団員達が「アイズのよう」と例えるほどで、ポテンシャルは既にレベル4上位と判断されています。

「敏捷とアルゴノゥトに何の関係があるのか?」と思うかも知れませんが、ちゃんと共通している部分があります。

アルゴノゥトは歴代最弱の英雄として語られてきました。そんな彼が最も特化していたのが「敏捷」です。

アルゴノゥト本人曰く「裏山の野良兎」という異名があると明かしています。

戦闘に置いては素人同然でほとんど妹のフィーナに助けて貰っていました。その間アルゴノゥトは走り回って逃げたり、妹を囮に逃げたり自他ともに認めるク○です。

それでも、その逃げるという行為はちゃんと計算された行動で常に状況判断をして行われていました。

「頭はすこぶる回る男」

ベルも最初は逃げ回っていました。これがすべての要因ではないでしょうけど、敏捷についてはかなりの成長速度を見せています。

アルゴノゥトとベルの性格は違いますが、ミノタウロスや敏捷の件といい辿ってる道はほぼ一緒なのは間違いありません。

【ダンまち】英雄の船に乗る冒険者たち

出典:「Wikipediaアルゴー船」より

ダンまちのアルゴノゥトの名前の意味は「英雄の船」として語られています。これは今更ですが、ギリシャ神話の「アルゴー船」を指しています。

アルゴー船の乗組員には神話で活躍した多くの英雄たちが乗り込んだたと伝えられており、アルゴノゥトの物語でもこれは一致しています。

彼に感化された力ある英雄たちが続々とアルゴノゥトに続き力を振るいます。

そしてベルのときも同じ現象が起こります。

最初にベルに感化されたのはロキ・ファミリアの団長「フィン・ディムナ」です。

それが表面化したのは穢れた精霊たちとの戦い。このときオラリオではアイズの精霊の血や神の悪巧みで色々なことが起きていました。

その騒動は多くのファミリアを巻き込み「全ファミリア vs 穢れた精霊&神」の戦いに発展します。

MEMO

フィン、アイズ、精霊については長くなるので省きます。

出典:「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」より

戦況はあまり芳しくなく徐々に最悪のシナリオに向かい多くの団員たちが傷付き倒れ絶望しました。しかし、そんな彼等彼女等を率いて状況を引っくり返したのがベル・クラネルです。

ベルは「英雄願望アルゴノゥト」をチャージし「ゴォン、ゴォォン」と大鐘楼を鳴らして皆の前に現れ「自分を守るよう」に言います。

不条理に逆らい勝利に導く鐘の音は傷だらけの冒険者達を奮い立たせ最後の戦いに挑むため、ベルの盾になり囮になり防衛戦を築きながらベルと共に進みます。

大鐘楼の音は各地に散った英雄候補たちにも聞こえ倒れた者に再起を促しました。

フィンはその姿を見て、

「この勝利の鐘の音に続けぇぇぇぇぇ!!」と叫び冒険者たちは決戦に挑み精霊を撃破します。他にも18階層のイレギュラー、階層主漆黒のゴライアスのときも似たようなことはありましたよね?

(状況はかなり違うけど)

英雄に憧れるベルは英雄アルゴノゥトのように船の船頭のよう役割をいつの間にかしていました。そしてこれを見たオッタルはベルの英雄としての資質を認めフレイヤが何故あそこまでベルに拘るのかにも納得します。

【ダンまち】大精霊の正体はゼウス?

出典:「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」より

アルゴノゥトに精霊の力を貸したのゼウスだと個人的には考えています。

本題に行く前に少しだけゼウスについて、

ダンまち原作の1巻から15巻(最新刊)でもベルの両親のことはもちろんゼウスに関しても殆ど情報が出ていません。

現状分かっているゼウスのことは以下の内容。

  • アルゴノゥトのことを天界から見ていて知っていた
  • 英雄譚を書いてベルに見せていた
  • ベルの前から姿を消した
  • ベルに何かを期待していた
  • 今でもヘルメスと繋がりがある
  • 神威を消して姿を変えることが出来る
  • ヘスティアとは天界での馴染み
  • アイズのことを知っている

ベルを表現するとき「雷」という言葉がよく使われます。偶然にも神話のゼウスも雷を操る神として有名です。

ベルが魔導書を呼んだ時アイズのことを思い浮かべ「雷のように速い」と表現し、それからというものベルの技を表す時は「炎雷」や「雷」というワードが多くなります。

これに関しては詠唱も含めその人の「憧憬」が深く関わるので、特別なにかがあるとは思えませんが、アルゴノゥト同様「雷」というのは少し気になります。

対アポロン・ファミリアのウォーゲームのときもカサンドラは「雷が昇る」とやたら雷押しです。そしてアルゴノゥトが受けた精霊の加護は「雷の大精霊」で精霊の名は「ジュピター」。

とりあえず少年二人に雷が共通しているのは一旦置いといて、ここで注目したいのは「ジュピター」です。

MEMO「ジュピターとは」

ジュピター(ユピテル)は古代ローマの最高神で、ギリシャ神話のゼウスと同一視されている神。ゼウス同様「雷」を武器にし世界の秩序と正義を維持してきた。

出典:「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」より

ダンまちに登場する妖精関連は未だ謎も多いので確信はありませんが、、、、

アルゴノゥトに加護を授けたジュピターの性格はゼウスとほぼ一緒で声も同じでした。そもそもアルゴノゥトが精霊を探していた理由は「アリアドネ」を救うためで、王都に伝わる「精霊の祠の噂」が発端。

王都でも精霊の祠の真意を確かめようと何度も兵が派遣されましたが、一向に見つからず王都では信憑性の低い「ただの伝説」として扱われてきました。

精霊の祠の発祥の起源は「旅人が空から落ちてくる光を見つけて行った先に祠があった」という何とも安直な話で、その当時は魔物の支配が一時的に弱まったことから精霊が降臨したのではないかと囁かれていたそうです。

そんな真意が定かではない話を一気に進めたのが「クロッゾ」でした。

精霊の血を引くクロッゾの体は「他の精霊」に反応しアルゴノゥトたちは難なくと精霊の祠を見つけ契約を結びます。

雷の精霊の特徴をまとめると、

  • 声と性格はゼウスと同じ。クロッゾたちも声を「爺」と表現する
  • 筋肉モリモリでガタイがいい「爺」が見える
  • 美人が好き
  • 神と一緒で聞き慣れない言葉を使う
  • 本来精霊は自我が薄く無口
  • 大神に類する「大精霊」
  • 「雷霆の剣」として姿を変え「神の恩恵」を授かったような力が手に入る

ジュピターの特徴を見るとゼウスそのものです。

ゼウスが天界からアルゴノゥトたちを見ていたことを考えると「神の娯楽」「気まぐれ」だとしても自分の力をアルゴノゥトに貸したことは十分ありえます。

ジュピターは「類する」という表現を使いますが「類する」とは「似ている」「肩を並べる」「相当する」という意味なので本人じゃない可能性も当然ありますが、

古代の精霊は神の意思を受け英雄に協力していた存在。「神の分身」「神そのもの」とも言われているのでジュピターの特徴からみても「ゼウス」でほぼ間違いないかなと思います。

ゼウスがベルと一緒にいた理由が分からない

出典:「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」より

なぜゼウスは自分の正体を隠してまでベルと一緒に居たのでしょう?ベルの両親が亡くなったとしても自分の存在を隠す意味が分かりません。

タケミカヅチ・ファミリアのように孤児として預かればいいだけのことなのに、わざわざ「祖父」としてベルの側にいた理由は何だったのでしょうか?

MEMO

精霊と神は子供を産めない。フレイヤとシルの親子関係的なのは特別な何かがあると個人的には思っている。

そしてゼウスはヘルメスにこんなことを言い残しています。

「意気地はある。根気もある。だが、素質が圧倒的にない」

「およそ大成する器ではない」

両親を失って身寄りがないから引き取ったしてもこんな考えにはならないし、ベルの前から姿を消す必要もありません。ちゃんとした目的があっての発言と行動だと思います。

まず「素質」「器」から浮かぶキーワードは「英雄」です。

ゼウス・ヘラ・ファミリアは「三代冒険者依頼」のクエストに失敗し全滅。その後、ロキ、フレイヤ・ファミリアによって都市から追い出されました。

人類にとって三代冒険者依頼は悲願です。

仮にその悲願をベルに託し英雄として育ててきたとしても、この世代には沢山の英雄候補がいます。例えば「オッタル」「フィン」を含めたロキ、フレイヤ・ファミリアの幹部たちがそれに当てはまります。

ヘルメスもこれを理解した上でベルを「ゼウスの置き土産」と表現し「最後の英雄」として担ぎ上げてます。ぶっちゃけアルゴノゥトの生まれ変わりだとしてもベルに拘る必要はありません。それでもゼウスはベルに「何かを」期待していた?

  • ベルはゼウス・ファミリアが残した最後の英雄
  • 英雄候補が一同に揃いながら何も起こらない筈がない
  • 遠い未来か近い未来か時代が動こうとしている

ダンまちが出た当初は「ベルの両親がゼウス・ファミリアにいて」とか考えていましたが、それならもっと子供がいてもおかしくないし本当に謎だらけです。

さいごに

ダンまちのあとがきって結構ネタバレするんですけど、ベルとゼウスに関しては本当にネタバレする気配がしませんw

両親の存在も気になるし、ベルのことを「ゼウス・ファミリアが残した」というファミリア単位で表現していたのも気になります。

何にせよベルに関しては当分分からないくさいですね。

代わりにアイズの件は「精霊編」が始まるので徐々に判明してきそうです。作者曰く、この辺は本編で明かすそうなので今後も楽しみです!

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